令和3年10月に父から引き継いだ（株）至誠。
平成27年に社名変更の際、一般公募で「至誠」を提案したのは実は私でした。社名を考えるにあたり、その当時多くのレストランや病院・福祉施設などの給食、職員や学生のための食堂といったお客さまや利用者さまに「食事」を提供する組織で働くスタッフの皆さんを思い浮かべました。仕事として一番大切にしたいことはなにか、そのために欠かせないことは何か、ということについて真剣に考え、行きついたのが「至誠」でした。
「至誠」は吉田松陰の『至誠にして動かざるものは、未だこれ有らざるなり』という言葉からきています。誠の心（まごころ）を持って接すれば、動かなかった人は今まで誰もいないという意味から日本の究極のもてなしの大切さを伝えています。
父から引き継いだ至誠の事業は、食事提供を行う事業のほかにもう一つあります。それは『ヘルス事業』食べる米ぬかの製造販売です。米ぬかに着目した父がほぼ独断でスタートした事業との認識で、製品化までしたものの社内の評価はかなり低いものでした。